パーキンソン病の看護

パーキンソン体操

リラクゼーション

 

深呼吸をしたり、軽くて足をゆすり、体の力を抜きます。

 

ヨガや太極拳などもおススメです。

 

立位で行なう体幹の体操

 

(1) 壁に向かってたちます。
    両手を壁について、胸を壁につけるつもりで背筋を伸ばします。

 

(2) 壁を背にして立ち、背中を壁につけます。

 

(3) 経ったまま、身体をゆっくり左右にひねります。

 

座位で行なう体幹の体操

 

(1) イスまたはベッドの端に座って両手を頭の後ろに組み、
   身体をゆっくり前後に曲げ伸ばしします。

 

(2) 身体をゆっくり左右に倒します。

 

(3) 身体をゆっくり左右にひねります。

 

(4) 手と反対側の足先が触れるように身体をひねります。

 

顔面の体操

 

(1) 口を大きく開けたり閉じたりします。

 

(2) 口の両端を横に引く「いー」の口にします。

 

(3) 口をすぼめて息を吐きます。

 

(4) 口を左右に引き上げ、引いた側の目を閉じたりします。

 

(5) 舌で唇の周りをなめます。

 

(6) 息を溜めて両頬を膨らませます。

すくみ足の対処方法

すくみ足は、パーキンソン病の罹病期間が長くなると、
50%強に現れる主症状の一つです。

 

歩行を開始するときや、方向転換をするとき、
狭い場所を通るときにすくみ足になりやすくなります。

 

外部刺激を利用して歩行する

 

床パネルの境を利用したり、床に歩幅に合わせて太いビニールテープを張るなど、
等間隔のラインなどの視覚刺激、患者さんの歩行のペースにあったメトロノーム、
音楽、手拍子、動作手順の復唱など、
聴覚刺激を用いて歩行をするように促します。

 

* ベッドの周りやトイレなどの狭いところに
 歩幅間隔に線を引くようにします。

 

T字杖への工夫

 

進行方向に対して直角に、障害となる棒をT時杖の先端に取り付けます。

 

その棒を越えるように歩くようにします。

 

動作手順を復唱しながら歩く

 

具体的に動作手順を決めて、復唱しながらその動作を行なうようにします。

 

たとえば、@ 右足から出す、
A 右足のつま先を上げる、
B 右足のかかとをつける などです。

 

歩き出しを工夫する

 

・足踏み

 

立った姿勢で、1.2.3!と号令をかけながら
歩き出しに前に出ようとせず、高く足踏みをして、
腕を大きく振るようにします。

 

着地はかかとから!

 

・側方歩行

 

横歩きは可能です。

 

左右どちらか一旦横歩きしてから前方へ歩くようにします。

 

・後方への振り出し

 

左右どちらかの足を一旦後に引いて、
そのあと、引いた足を前方に踏み出します。

 

緊張を和らげる

 

・視線をそらす

 

近づきたい対象物から一旦視線をそらしてから、
対象物に近づくようにします。

 

・側方から近づく

 

正面から対象物に近づくと、
リーチング・ヒジテーションになりやすくなるので、
側方から弧を描くように近づくようにします。

 

*リーチング・ヒジテーションとは

 

リーチング・ヒジテーションとは、目標物の手前で急に足がすくむ減少のことです。

 

あと一歩というところで、すくみ足が出現すると、
ベッドやイスなどに倒れこむように手を突いてしまうことがあります。